Liberalは自由主義者とか寛大なという意味で、Democraticは民主的な、Partyは党ですね。
果たして今の自民党は『寛大』でしょうか。また、Liberalは偏見にとらわれないという意味もあるのですが、新型コロナウイルス感染対策の分科会の尾身会長の発言に対する田村厚労大臣、丸川五輪担当大臣の発言を見るとLiberalではないですねぇ…。
大臣という職に就いているのだから自民党を代表する政治家だと思うのですが、この人たちの発言から想像するにびっくりするほどLiberalではないし、おそらくDemocraticでもないです。
話は変わって、Liberalというと政治以外ではあまり使われることがないのですが、ネットワーク(TCP/IP)のTCPの規格(RFC 793)にbe conservative in what you do, be liberal in what you accept from othersと書かれています。これは「送信は厳密に、受信は寛容に」と訳されるのですが、どういうことかというとデータの送信を行うときはルールを厳格に守って、データの受信をするときは品質に関係のないルールのチェックはせずに寛容になりましょうということです。
これを通信の世界では『堅牢性原則』(robustness principle)と呼び、別名としてTCPの規格の制定(仕様の策定)に尽力したジョン・ポステルの名前をとって「ポステルの法則」とも呼びます。
この「ポステルの法則」は社会生活をしていくうえでは大切で自分の行動はルールに沿って行い(こうすることで周りの人に迷惑が掛からない)、人の行動には寛容になりましょう。と、いうことです。