新型コロナウイルスの対策についての都道府県知事の指導力、リーダーシップについてのランク付けをニュースなどで見かけますが、比較するための項目が決断力や実行力、情報発信、責任感、都道府県民の支持というなんとなくあいまいな指標ですね。
どう考えても採点する人の好き嫌いが大きく影響しそうです。
私としては、政治家は結果責任だと思っているので、感染症に対する知事としての働きなのですから、感染者数と死亡者数ではないでしょうか。
大体、感染が問題になった当初は、死亡者数を少なくすることが目的で、そのために医療崩壊につながる感染者数を抑えるということをマスコミも言っていたのですから死亡者数と感染者数で評価をしないのはおかしいです。
ちなみに、マネジメントと専門家はこの死亡者数を少なくすることをKGI(Key Goal Indicator、達成目標)、感染者数を抑えることをKPI(Key Performance Indicator、重要評価指標)となどと呼びます。
そういう意味で評価すれば最も高い評価になるのは死亡者も感染者も出ていない岩手県知事で、その次は感染者数が3人で死亡者数が0の鳥取県知事でしょう。岩手県知事は感染者が出ていないのでマスコミが扱わず影が薄くなっていますが、マスコミが扱わないので評価が低いというのはおかしな話ですよね。まぁ、マスコミ的には感染者数が多く、多くの話題を出してくれる知事はテレビの視聴率、新聞・雑誌の販売数に多大な貢献をしてくれるので高評価つけたい気持ちもわかりますが…。
ニュースサイトなどでは、テレビや新聞によく出てくる東京都知事や大阪府知事、北海道知事などの評価が高いようなのですが、この都道府は死亡者数と感染者数が多いからマスコミが取り扱うので目立っているだけで高い評価にはならないと思います。
努力することは尊いと思いますし、努力することを否定することはしませんが、努力よりも明確な結果が数値で出てくるときは結果で評価しないといけないと思いませんか。
そういう意味だと群馬県知事は死亡者数を感染者数で割った死亡率が(実質的に最も)高いので、評価は低くなります。
ただ、総理大臣からの指示待ちで自ら動こうとしない閣僚たちと比べれば、全ての知事はトップとしての役割を果たし、感染者数、死亡者数を抑えているのではないでしょうか。
今年の夏には東京都知事選が行われその中で新型コロナウイルス対策は選挙の焦点になると思いますが、知事としての指導力で投票先を決めるのはちょっと違うと思います。
(おそらく、他の道府県の知事選でも新型コロナウイルスへの対応力が選挙の焦点になると思いますが、努力ではなく結果を見てほしいです。)
おまけ
posted by エンジョイ@群馬 管理人 at 22:00| 群馬 ☔|
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